ゴルフの楽しさ

A- オオカワさんは、どの辺からゴルフは楽しいと思い始めましたか。

 

オオカワ 私はハワイに住んでいるときに、半年間個人レッスンで通っていましたが、遠のいていて、今年の1月に再開してからです。周りがすごくやるようになったのと、連れていってもらえたりとかするようになってからです。

 

A- なぜやろうと思ったのですか。

 

オオカワ 「なんでハワイに住んでいてゴルフをやらないの」と、みんなに聞かれたからです。

 

A- 最初はインドア・レッスンから始まって、それでコースに出ていったわけですね。

 

オオカワ はい。

 

A- どのあたりから、ゴルフはいいなという感じが出てきましたか。

 

オオカワ 負けず嫌いもあって、最初から早く追い付きたい気持ちがありました。そのときは思い切り集中して、毎日練習していました。けれども、そういう環境ではなくなると、一時遠のきました。1月からまた始めたのは、ゴルフ友達や周りの影響があったと思います。自分がゴルフをやっていると人にアピールすると、連れていってもらえたり、いろいろな話題になったりするので、自分の環境をゴルフに追い込むのが大切だと気が付きました。自分が何も主張しなければ遠のいてしまいます。ですから、それだとやはり仕事上も困るし、自分自身で発信というかお尻をたたいていかないといけないと思うのです。

 

C- 誘われたら、行くたびに練習しなければと思いますしね。

 

A- それも楽しいということですね。

 

タンザワ 誘われているのに練習しない人は、うまくならないのです。そういうのを目標に練習しないと駄目です。

 

オオカワ この間、友達同士でバースデーコンペをして、とても盛り上がりました。初心者とかを巻き込んでしまうわけです。今、はまって大変です。そうやって、仲間内でゴルフをやっている人がいて、勝手に名前を入れて、「おまえもメンバーなので、ゴルフをやれよ」みたいにすると、「みんなやっているのに自分だけやっていない。どうしたらこの人たちに追い付くのかな」「レッスンに通えばいいや」となって、すぐに通い出しました。そういう友達には、ゴルフ場やシミュレーションゴルフを経営している子もいて、仕事の合間なんかに練習しまくっています。そういうふうに周りを巻き込んでいくと、みんなコンペに向けてゴルフの時間を作って楽しむようになります。

みんなで競争になって、今はFacebookとかLINEとかで「きょう、打ちっぱなしの練習場に行ってきたよ」「うわ、やられた」みたいな感じで、プレッシャーをかけ合っています。仲間内で刺激し合うと、まずいとなって、みんな背中を押されてどんどんするのです。

 

タンザワ この日と決めて、みんなでというマインドが重要でしょうね。

 

B- やはり、目的がないといけません。

 

オオカワ そのためにレッスンに通う感じです。やはり楽しくないと、人間は続かないと思うのです。ゴルフの楽しさを、いかにいろいろな人に伝えるかです。

 

A- 女性の場合、やはり仲間というのが強いのでしょうね。

 

オオカワ あと、ゴルフの魅力としてはお話のネタに尽きないことだと思います。他のスポーツ、例えばマラソンの話だと、ゴルフほどは盛り上がりません。で も、ゴルフは、ゴルフというカテゴリーが別にできるぐらい盛り上がれます。ですから、知らない年配の男性とかと話していても、ちょっとでもゴルフの内容が 分かれば会話が持ちます。楽しい人と話せばもちろん楽しいのですが、話したくない人でも、ゴルフのネタがあれば1時間ぐらいどうにでもなったりします。会 話の楽しさかなと思います。昔なら、「100切りが○○」「そうですか。大変なのですね」で済んでいたのが、今だったら、ずっとその人の話を聞かなければ いけなくても、楽しく時間を過ごせるのではないかと思います。

 

D- うちの会員さんで今、一生懸命頑張っている人がいます。その人とたまに遊んだりするけれども、あまり接点がないのです。全てがゴルフなのです。ゴルフを頑張れば連れていってもらえますし。

 

C- 練習したくなりますよね。

 

D- 私の今の彼につながる全てはゴルフなのです。この間は合宿にも行きました。

 

オオカワ 私がゴルフを始めた本当の理由は、付き合っていた元彼たちが約束を破るときの理由が全部これで、とても悔しかったのです。他は破らないのに、ゴルフだけはいきなりドタキャンするのです。「なんでそんなに大切なものがあるのだろう」と、ちょっと自分でやってみました。そしたら、ドタキャンされずに済むと思ったのです。

 

B- 女性はモチベーションですよね。今僕が言った人も、結構うちに紹介してくれるわけです。その人たちの中でも、やめる人とやめない人がいます。それは、ゴルフの優先順位が違うのだと思います。女の人は、何かモチベーション自体がやはり上達のキーポイントで、それが彼氏や友達なのではないかと思います。このグループの何かがすごく大事ではあります。男はどはまりというか、うまくなりたいという一心でしょう。男のプライドがあるので、負けたくないでしょうしね。

 

オオカワ ビジネスの面では、「あのときのコンペにいたから、紹介してあげるよ」とかいうのが結構あったりとかして、本当に大きいです。ゴルフの会長さんから、「アヤカちゃんもゴルフをやるんだったら、コンペに参加しな。後でつないであげるよ」とかいうのがあります。

 

タンザワ 話題があるから、後でやりやすくなりますよね。「この間のコンペ、どうも」なんて、本当に大きいです。

 

オオカワ 「ゴルフをやっている人ではないと嫌だ」という会長さんとかも結構いるみたいです。やっていないと話が合わないとかがあります。

 

タンザワ もともと日本のゴルフは社交場というポジションですから、本来はそういう姿なのです。ただ、それが今は結構カジュアルになってきているだけで、本来はビジネスというか、ある程度の階級があるのです。階級があるということは、ビジネスのレベルが高いわけです。

 

A- 「類は友を呼ぶ」わけですね。

 

タンザワ そうです。それが集まることによって、いろいろなセッションも生まれるのです。僕は昨日もネット系の方々とゴルフでした。僕はネットの会社で働いているわけではないから、全然接点がないわけですが、もう今は親友みたいな感じになっています。つないでくれた人がいて、その人とゴルフで一緒になって、知り合って、でもそこはちょっと業種が違うから、「何人か紹介しますよ」ということになるのです。それが循環していくのです。

 

A- 自分の家内はまだインドア・レッスンだけなので、一生懸命やっているという感覚なのです。これは1回目行ったら、多分変わるのでしょうね。

 

タンザワ そうです。そこを知らずして、やめてしまう人がいるのです。