ゴルフ初心者がラフから打つときの注意点|フェアウェイとの違いを解説

ゴルフ初心者のラフショットでは、フェアウェイと同じ感覚で打たないことが大切です。ラフは芝が長く、クラブヘッドが芝の抵抗を受けやすいため、飛距離や方向性が安定しにくくなります。

「練習場では打てるのにラフからだと飛ばない」「クラブが芝に負けてしまう」「長いクラブを使ったら大きくミスした」という経験がある初心者も多いでしょう。

ラフに入ったときは、毎回グリーンを直接狙う必要はありません。ボールの状態や芝の深さを確認し、まず安全な場所へ脱出することも重要なコースマネジメントです。

この記事では、ゴルフ初心者がラフから打つときに知っておきたいフェアウェイとの違いや、ミスを減らすためのポイントを解説します。


ゴルフ初心者のラフショットはフェアウェイと何が違う?

ゴルフ初心者のラフショットで最初に理解しておきたいのが、フェアウェイとラフではボールの状態が違うことです。

フェアウェイは芝が短く整えられているため、クラブヘッドをボールへ当てやすい状態です。

一方、ラフではボールの周囲に長い芝があります。

そのため、インパクト前後でクラブに芝が絡み、

  • ヘッドスピードが落ちる
  • フェースの向きが変わる
  • 飛距離が落ちる
  • ボールが思った方向へ飛ばない

といったことが起こる場合があります。

まずは「フェアウェイと同じ距離が出るとは限らない」と考えておきましょう。


ゴルフ初心者のラフショットで意識したい5つのポイント

ラフでは「何番で何ヤード飛ばすか」よりも、最初にボールの状態を確認することが重要です。

特に初心者は、次の5つを意識してみましょう。

ゴルフ初心者のラフショット① まずボールの沈み具合を見る

ラフといっても、毎回同じ状態ではありません。

ボールが芝の上に浮いている場合もあれば、深い芝の中へ沈んでいることもあります。

まずはボールの状態を確認しましょう。

ボールが浮いている
→ 比較的打ちやすい

ボールが半分程度沈んでいる
→ 芝の抵抗を受けやすい

ほとんど見えないほど沈んでいる
→ 無理に飛距離を出さず脱出優先

というように考えられます。

ボールが深く沈んでいるほど難易度は上がります。


ラフショット② 長いクラブを無理に使わない

残り距離が180ヤードあるからといって、必ず180ヤード飛ばせるクラブを使う必要はありません。

ラフではクラブが長くなるほど芝の影響を受けやすく、初心者にとって難易度が高くなることがあります。

特に深いラフでは、

「残り距離に合わせる」

よりも、

「確実にラフから出せるクラブを選ぶ」

ことを優先しましょう。

短めのアイアンでフェアウェイへ戻し、次のショットでグリーンを狙う方法もあります。


ゴルフ初心者のラフショット③ 飛距離を欲張らない

ゴルフ初心者のラフショットで大叩きにつながりやすいのが、「一気に距離を取り戻そう」とすることです。

例えばティーショットがラフへ入り、残り200ヤードだったとします。

ここで、

「長いクラブで200ヤード飛ばそう」

とすると、芝にクラブが負けてほとんど前へ進まない可能性があります。

それよりも、

100〜120ヤード程度を確実に前へ運ぶ
↓
次のショットでグリーンを狙う

という考え方もできます。

ミスした後の1打で取り返そうとしないことが大切です。

**「ゴルフ初心者がラウンド中に焦らないための考え方|ミスした後が重要」**も参考にしてください。


ラフショット④ グリップを少し短く持つ

ラフでは芝の抵抗によってクラブヘッドの動きが不安定になることがあります。

そのため、状況によってはグリップを普段より少し短く持つことで、クラブをコントロールしやすくなる場合があります。

ただし、「短く持てば必ずラフから上手く打てる」というわけではありません。

大切なのは、

  • ボールの状態
  • 芝の深さ
  • 自分が使いやすいクラブ

を見ながら判断することです。

初心者の場合は飛距離よりも、まずボールへしっかりコンタクトできることを優先しましょう。


ゴルフ初心者のラフショット⑤ フォローを無理に大きくしない

深いラフでは、インパクト後もクラブが芝の抵抗を受けます。

そのためフェアウェイと同じような大きなフォローを無理に作ろうとすると、スイングバランスを崩すことがあります。

まずはボールを確実に脱出させることを考えましょう。

状況によってはコンパクトなスイングで、クラブをしっかり振り抜くイメージが有効です。


ゴルフ初心者のラフショットではクラブ選びが重要

ゴルフ初心者のラフショットでは、残り距離だけを見てクラブを決めないことがポイントです。

例えば残り150ヤードでも、

浅いラフ
→ 普段使用しているアイアンを検討

少し沈んだラフ
→ いつもより短いクラブを検討

深いラフ
→ ウェッジやショートアイアンなどで脱出を優先

といった考え方があります。

もちろん、芝の状態や自分の技術によって最適なクラブは変わります。

「何ヤード残っているか」と同時に、今の状態からそのクラブを使えるかを考えることが重要です。


深いラフではグリーンを直接狙わなくてもいい

ラフに入ると、

「遅れを取り戻したい」

という気持ちからグリーンを直接狙いたくなるものです。

しかし、深いラフではクラブが芝に負けてしまうことがあります。

この場合は、

1打目:ラフからフェアウェイへ出す
2打目:打ちやすい場所からグリーンを狙う

という方法もあります。

1打余計にかかっているように見えますが、深いラフで何度も失敗するよりスコアをまとめやすくなります。

これはコースマネジメントの基本的な考え方でもあります。

詳しくは、**「ゴルフ初心者がコースマネジメントを覚えるべき理由|スコアを崩さない考え方」**もあわせてご覧ください。


ラフから打つとボールはどう飛ぶ?

ラフからの球筋は、ボールの状態や芝の種類、クラブなどによって変わります。

特に注意したいのが、フェアウェイと同じ球になるとは限らないことです。

例えば芝がクラブフェースとボールの間に入ると、スピン量などに影響し、普段とは違う球になる場合があります。

初心者の場合は細かな数値まで考える必要はありません。

まずは、

「ラフでは飛距離や止まり方が変わる可能性がある」

と覚えておきましょう。

グリーンを狙う場合も、フェアウェイからのショットとまったく同じ感覚で距離を計算しないことが大切です。


ゴルフ初心者のラフショットで避けたい3つの行動

ゴルフ初心者のラフショットでは、次の3つに注意しましょう。

① 飛距離だけでクラブを選ぶ

「残り180ヤードだから180ヤード用のクラブ」と考えるのではなく、芝の状態を確認します。

深いラフなら、まず脱出できるクラブを選びましょう。

② ボールを上げようとする

深いラフから高い球を打とうとして、すくい上げるような動きになると、ミスにつながることがあります。

クラブ本来のロフトを利用することを意識しましょう。

③ ミスした後にさらに難しいショットを選ぶ

ラフからの1打をミスした後、

「次こそグリーンへ乗せよう」

と無理をすると、さらに大叩きにつながる場合があります。

ミスした後ほど、安全な場所へボールを運ぶことを優先しましょう。


ラフとフェアウェイの違いをまとめると?

初心者向けにシンプルに整理すると、次のようになります。

項目 フェアウェイ ラフ
芝 短い 長い
ボール 打ちやすい 沈む場合がある
クラブへの抵抗 少ない 大きくなりやすい
飛距離 比較的計算しやすい 変化しやすい
クラブ選び 距離重視でも選びやすい 脱出できるかも重要

フェアウェイは「どのクラブで何ヤード打つか」を考えやすい場所です。

一方、ラフではその前に、

「この状態から打てるか?」

を考えることが重要になります。


ゴルフ初心者のラフショットはコースで経験することも大切

ゴルフ初心者のラフショットは、インドアの人工マットだけでは完全に再現できない部分があります。

実際のゴルフ場では、

  • 芝の長さ
  • 芝の向き
  • ボールの沈み方
  • 傾斜
  • 季節による芝の違い

などによって状況が変わります。

そのため、基本的なスイングを練習した後は、実際のコースでさまざまなラフを経験することも大切です。

初心者向けのコースレッスンであれば、ラフだけでなくバンカーや傾斜など、実戦で必要な状況判断も学べます。

詳しくは、**「ゴルフ初心者がコースレッスンへ参加するメリット」**も参考にしてください。


よくある質問

初心者はラフから何番を使えばいいですか?

一概には決められません。

芝が浅くボールが浮いていれば普段使用するアイアンを使える場合もありますが、深いラフなら短いクラブで脱出を優先する方法があります。

ラフではフェアウェイより飛ばなくなりますか?

芝の抵抗によってヘッドスピードが落ち、飛距離が落ちる場合があります。

ただし、ボールの状態やクラブなどによって結果は変わります。

深いラフからユーティリティやフェアウェイウッドを使ってもいいですか?

状況によっては難易度が高くなります。

特に初心者の場合は、長いクラブで無理に距離を出そうとするより、短いクラブで確実に脱出する方法も検討しましょう。

ラフから打つときは力を入れた方がいいですか?

単純に力いっぱい振ればよいわけではありません。

芝の抵抗はありますが、力みすぎるとスイングバランスが崩れることもあります。状況に合ったクラブを選び、しっかり振り抜くことを意識しましょう。


まとめ|ゴルフ初心者のラフショットは脱出を優先しよう

ゴルフ初心者のラフショットで大切なのは、フェアウェイと同じショットを無理に再現しようとしないことです。

特に意識したいポイントは、

  1. ボールの沈み具合を確認する
  2. 長いクラブを無理に使わない
  3. 飛距離を欲張らない
  4. 必要に応じてグリップを短く持つ
  5. 深いラフでは脱出を優先する

ことです。

初心者の場合、

「グリーンまで何ヤードあるか」

より先に、

「このラフから安全にどこまで運べるか」

を考えてみましょう。

ラフから1打でグリーンへ乗らなくても、フェアウェイへ戻して次のショットを簡単にできれば、大叩きを防ぎやすくなります。

サンクチュアリゴルフでは、初心者向けのインドアレッスンだけでなく、実際のゴルフ場で学べるコースレッスンも行っています。ラフやバンカー、傾斜など、人工マットでは経験しにくい状況にも少しずつ慣れていきましょう。


関連記事

  • ゴルフ初心者がコースマネジメントを覚えるべき理由|スコアを崩さない考え方
  • ゴルフ初心者がバンカーから脱出するための基本|1回で出すための考え方
  • ゴルフ初心者が初ラウンドで130切りを目指すための考え方
  • ゴルフ初心者がラウンド中に焦らないための考え方|ミスした後が重要
  • ゴルフ初心者がコースレッスンへ参加するメリット
  • ゴルフ初心者がラウンド後に振り返るべきポイント

ゴルフの公式ルールについて確認する場合は、日本ゴルフ協会(JGA)「ゴルフ規則」も参考にしてください。