間違っていたかも? これまでのゴルフの常識を疑ってみよう! ~箱根駅伝から学ぶゴルフ上達へのヒント~

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明けましておめでとうございます。今年もどうぞサンクチュアリゴルフをよろしくお願い致します。

【箱根駅伝とナイキのシューズ】

さて今年2020年は東京オリンピックの年。
ここから夏までの間は、なんとなく騒がしくそして様々な変化が皆さんの周りでも起きるのではないでしょうか。

先日テレビで恒例の箱根駅伝を見ていたのですが、青山学院のコースレコードによる優勝をはじめ、新記録が続出していました。ふと映像を見ていると、選手の足元はピンクのシューズか左右色違いのシューズが目に付いたのです。
調べてみたところ、この事はかなりネットでも話題になっていて、ナイキの「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」というシューズでした。


出典:nike.com

 

その使用率がビックリ!
なんと箱根駅伝出場210選手中177名が使用し、10区間中9区間のトップ走者がその靴を使用していたことがわかりました。

私も陸上競技の経験があるのですが、今までの考え方は上級者になればなるほど、シューズは薄く軽く、耐久性は無視・・・というのが常識でした。
ところが、今回のシューズは、どちらかというと厚底タイプで見た目は軽やかではありません。
選手の感想では、「足が疲れる後半でも、勝手に足が前へ進む。」とのことで、底の形状や素材によって、大きな効果が出ているようですね。

今までの常識にとらわれていると、このようなシューズが開発されることはなかったと思うのですが、その常識を疑い、試行錯誤を重ねることで素晴らしいものが出来上がったということでしょう。

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「常識を疑い、新しい発想をする」

2020年はこれをテーマにゴルフへも向き合っていこうと思います。

 

【今までの練習を疑う】

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運動神経の差は、ゴルフにおいてほとんど影響しません。

基本からしっかりと学ぶことで、誰でも短期間で100を切ることが可能です。

もしもゴルフを始めて何年も経っているのに、なかなか100を切れないという方はぜひ練習方法を見直してみましょう。

 

①ドライバーばかり打っていませんか?

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広い練習場で、ドライバーをかっとばすと、たまにしか当たらなくても気持ちよいもの。
ただ、実際にラウンドすると、ドライバーは何回使うでしょうか?
答えは18ホール中で最高でも14回です。
1ラウンド100打として、たったの14%ということです。
逆に多いのはパター。各ホール2パットでも36打、3パットだと54打ですから、ドライバーの3倍は練習しないといけないわけですね。
おそらくスコア100前後のプレーヤーは、パット数が40打前後なので、スコアの40%がパターなのです。
ただ、私の経験からお伝えすると、ビギナーを脱するためには、ある程度ティーショットが安定しないとスコア100をはるかに超えます。
★インドアレッスンでドライバーを使ったスイング作り
★3倍パター練習で100切りも間近?!

 

②球数をたくさん打たないと上達しない?

上級者ゴルファーの多くは、「とにかくたくさんボールを打て!」と言いがちです。
ただ、どんなに数を打っても、間違ったスイングでは無駄打ちです。
良いスイング作りのためには、客観的な視点(トレーナーや自撮り画像の解析等)を加えた上で、
1打1打を丁寧に打つことが成長の秘訣です。
ただし、初心者の場合は「球を打つ」ということに慣れないといけないので、ある程度球数を打つことは必要です。
球を打つことに慣れてきたら、次のステップに進みましょう!

 

③良いクラブを買わないと良いスコアは出ない?

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そもそも良いクラブとは何でしょうか? 

一般的には、高いクラブ=良いクラブと思われがちですが、価格に比例してスコアが上がったという方はほとんどいないと思います。
結論から言うと、自分にとって打ちやすく、結果的に好スコアにつながるクラブであれば、中古ショップやフリマアプリで買ったクラブであっても良いクラブなのです。
選ぶポイントは、自分のスイングに合っているクラブかどうか。

以前は、クラブの性能に自分のスイングを合わせるという考え方が主流でしたが、今はドライバーやFW・UTなどで調整機能がついているクラブも増えており、データをとりながら、スイングにクラブを合わせていくことが可能となっています。
わかりやすく言えば、常にスライスボールなのであれば、クラブを調整することでスライスの度合いを減らし、フェードボールレベルにします。
調整してもまだ改善点がある場合は少しスイングの改善が必要ですが、大きく変えて右に左に行くようなことは避けるべきです。
いずれにしても、「クラブを自分のスイングに合わせること」が大切だと思います。

 

④まっすぐ引いてまっすぐ出す?

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クラブとボールが接する時間は1万分の5秒だそうです。
そんなタイミングを毎回まっすぐ正確に当てることなんてできないと思いませんか?

良く聞くアドバイスとして「まっすぐ引いてまっすぐ出す」とか、「インパクトゾーンをできる限り低く長く」とかがあります。
ですが、そもそもスイングの基本は円運動ですから、インパクトの前後だけまっすぐすることなんてできないはずです。
体は円運動なのに、クラブや腕は直線運動だとしたら、動きはバラバラで安定したスイングなどできないと思います。
これはドライバーからパターまで同じで、スイングに直線運動はないのです。

練習で気を付けるべきポイントは、
★常に同じスイングができるようにフォームを固めること
★データ解析などで自分のスイングに最適なボールの位置を知り、アドレスに反映させること です。

さて、皆さんはいかがでしょうか。
2020年は変化を楽しむ年です。

ゴルフの常識7

ご自身のゴルフを客観的に見直し、新しいチャレンジをしてみませんか?